2024年09月16日
世界中の素晴らしい動物たちとの出会い
Meeting with wonderful animals around the world
COUNTRY Indonesia/インドネシア
January 16, 2023
研修旅行インドネシア 後編 ~貴重な学びの場で~
COUNTRY Indonesia/インドネシア
お待たせしました!研修旅行記後編です!!
ジャカルタに帰ってきてからは、学びを求めて様々な場所へ赴きました。
水族館、動物園や動物園のストック場、取引のある爬虫類のファーム、サファリパーク、動物の市場や爬虫類専門店などなど
とても多く学びの機会を得ることができました。
すべての内容を語ると膨大な量になってしまうため、一部をお伝えさせていただきます(本当はすべて語りたいのですが、、、)
ジャカルタにあるアンチョールという地区を訪れました。そこには遊園地やテーマパークなどの施設が立ち並んでいます。
我々が行くということは、、、そうですね、動物園と水族館もあるのです。
水族館で一番感動したのは水中トンネルのような展示方法でした。
日本にも水槽を中から見るような展示方法はありますが、ここまで長いトンネルは初めてでした。
水槽の中には鳥をも食べるロウニンアジ(GT)もいて、その大きさは圧巻でした。
クラゲの繁殖を行っているバックヤードも見せてもらいました。
インドネシアの海には多くの種類のクラゲがいますが、そこで繁殖に取り込んでいたのは、ミズクラゲでした。
ミズクラゲはプラヌラ、ポリプ、ストロビラ、エフィラと形を変えて成長していきます。
プラヌラの際に自然界では岩などにくっつき、イソギンチャクのようなポリプに変態します。
この際のくっつく場所として、シーワールドでは海中に筒状のものを入れ、プラヌラがくっつきやすいような工夫がなされていました。
クラゲは目に見えないサイズから成長して、15cmほどまで形を変えながら大きくなるのを目の当たりにして、改めて生き物の素晴らしさを感じました。
イルカと横井獣医師
動物園ではキノボリカンガルーやヤシオウム、サイチョウ、メガネザル、ショウガラゴやオランウータンなどワクワクする動物だらけでした。
バードショーも見学させていただきました。
シロハラウミワシが水面に投げ込まれた魚型のルアーをキャッチしていたのが印象に残りました。
後から聞いた話ですが、このショーで飛んでいた鳥の中には、密猟された個体が保護され、それを引き取ったものもいたそうです。
バードショーの様子
サイチョウと平獣医師
ヤシオウムで喜びがおさえきれない看護師の服部
キノボリカンガルーに甘噛みされるわたくし
取引先のファームにもご挨拶へ伺い、見学させていただくことができました。感謝です。
インドネシアでは気候が爬虫類にとって適しているため、外にケージを設置して飼育していたのは驚きました。
また、ビルマニシキヘビやボアコンストリクター、ハナブトオオトカゲなど、日本では特定動物として飼育が規制されているため販売が困難な動物も多く繁殖していました。
そのようなところも日本ではあまり見ることのない光景だと感じました。
ここでは、普通の一爬虫類飼育者が見る一生分の10倍くらいの量、グリーンパイソンを見たと思います。
タマン・サファリという大きなサファリパークも行きました。
牙が一生伸び続け頭蓋骨にも刺さるといわれる珍獣バビルサ、レイヨウ類の中で最大の大きさを誇りオオカモシカとも呼ばれるエランド、とてもかわいいシマウマさんなどがいました。
動物の種類によっては餌をあげることができるものもいました。その動物たちが異常に慣れているように感じました。
エランドに餌をあげて大喜びの山川院長
シマウマに餌をあげるパンク町田先生
ゾウと代行部門の長嶋
ビントロングに餌をあげる代行部門の島田部長
きれいなヘビとかっこいい山川院長
二階堂社長とパンク町田先生とマレーグマ
二階堂社長とヤシオウム
左から、シロクマ、ヒグマ、パンク町田先生、ツキノワグマ、パンダ、マレーグマ
動物市場、ペットショップは日本では味わえない雰囲気があり興味深かったです。
インドネシアでは鳥がペットとして人気なようで、数も種類も豊富に販売されておりました。
特定動物(アミメニシキヘビなど)が普通に販売されているところもやはり日本とは違うなと感じました。
動物絡み以外では、ジャカルタには日本のチェーン店も多く出店しており安心感のある街でした。しかも高いビルの立ち並ぶめちゃめちゃな都会。さすが人口世界四位の国の首都ですね。
ほかにもまだまだ語り切れていない部分があるので、弊社の者と話す機会があれば遠慮なく直接聞いてみてください!
私の拙文では表現しきれていないことも多いですし、、、
そして帰国後、それぞれの経験や学びを共有します。
命を扱う職業をしている我々は学び、成長し続けなければなりません。
一匹でも多くの命を救うために、、、少しでも良い飼育環境を目指して、、、ペットと家族の架け橋となるため、、、
それぞれ目的は違いますが同じ動物を扱う仕事をしている仲間との旅では多くの気づきがあり、より深く学ぶことができます。
インドネシアで、という最高の環境で学べたことは今後の業務、人生に大きく影響を与えるのだろうと確信しています。
これにてインドネシア研修旅行記は終了です。
さて、来年はどこへ行けるだろうか、、、そしてどんな動物との出会いが我々を待っているのだろうか、、、
そのときはまたご報告させていただきますね。楽しみにしてていただけたら幸いです。それでは。
馬場