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希少野生動物の種の保存に向けた獣医療・保全繁殖・飼養管理技術の無償提供および経済的支援をさせていただきました

希少野生動物の種の保存に向けた獣医療・保全繁殖・飼養管理技術の無償提供および経済的支援をさせていただきました

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2026-10-15

希少野生動物の種の保存に向けた獣医療・保全繁殖・飼養管理技術の無償提供および経済的支援をさせていただきました

野生動物を守ることは、単に絶滅を防ぐことではありません。

それは、生物多様性を維持し、生態系の健全性を守り、次世代に豊かな自然環境を引き継ぐことです。

優れた獣医療技術も、高度な繁殖技術も、それ自体が最終目的ではありません。

すべての技術は、野生動物の生命と福祉を守り、種の存続と自然環境の保全に貢献するために存在するものです。


弊社は、今回のインドネシア各地の野生動物保護区への訪問を、将来の国際的な野生動物保全協力に向けた重要な一歩と位置づけています。

日本の技術と経験を、インドネシアの豊かな自然と野生動物の未来のために。

私たちは、専門性と責任感を持ち、持続可能な野生動物保全の実現に向けて取り組み続けます。


インドネシアにおける野生動物保全と獣医療・繁殖技術の発展に向けた国際協力活動

― 日本の専門技術を活かし、生物多様性と野生動物の未来を守る ―


インドネシアは、世界有数の生物多様性を有する国であり、熱帯雨林、湿地帯、マングローブ林、山岳地帯など、多様な自然環境に数多くの希少野生動物が生息しています。


一方で、森林減少、生息地の分断、人間活動との軋轢、違法な野生動物取引、感染症の拡大など、野生動物の生存と生態系の持続可能性を脅かすさまざまな課題に直面しています。


こうした状況を踏まえ、弊社では、インドネシアの野生動物保全と生息環境の維持・改善、獣医療技術の向上、希少野生動物の繁殖管理技術の発展に貢献することを目的として、社員総出でインドネシア各地の野生動物保護区を訪問してまいりました。


今回の活動は、単なる現地視察ではありません。


日本国内で培ってきた野生動物の飼育管理、獣医療、繁殖管理および動物福祉に関する専門的知見を、インドネシアの自然環境や保全活動にどのように応用できるかを検討するための、重要な現地調査・国際協力活動です。



1.野生動物の生息環境と生態系の保全


野生動物の保護において最も重要なのは、個々の動物の生命を守ることだけではなく、その動物が本来生息する自然環境と、生態系全体の健全性を維持することです。

そのためには、生息環境の評価、生物多様性の把握、生息地の分断状況の確認、人間と野生動物の共存に向けた対策など、科学的根拠に基づいた総合的な保全管理が求められます。

弊社では、各地の保護区を訪問することを通じて、現地の自然環境や保護管理の実情に理解を深め、将来的な保全技術協力の可能性を検討してまいりました。



2.野生動物に対する高度獣医療技術の提供と技術協力


野生動物の保全には、一般的な小動物臨床とは異なる専門的な獣医療技術が必要です。

特に、野生動物の診断・治療、麻酔管理、感染症対策、栄養管理、救護・リハビリテーション、野生復帰の適性評価などは、動物種ごとの生理学的特性や行動特性を理解したうえで実施する必要があります。

また、人間・動物・環境の健康を一体的に捉える「One Health(ワンヘルス)」の考え方も、現代の野生動物保全において重要な役割を担っています。

弊社では、日本で培ってきた獣医療分野の知識と経験を活用し、現地の獣医師や保全関係者との連携を通じて、診療体制の高度化、疾病予防、衛生管理および専門人材の育成に貢献することを目指しています。



3.希少野生動物の繁殖技術と遺伝的多様性の保全


絶滅の危機に瀕している野生動物の保全において、繁殖技術の向上は重要な課題の一つです。

特に、飼育下での保全繁殖では、繁殖生理の理解、適切なペアリング、血統管理、遺伝的多様性の維持、繁殖行動の評価、母子管理、幼獣の育成技術など、専門的かつ長期的な取り組みが求められます。

さらに、種によっては内分泌学的モニタリングや生殖補助技術の活用も検討対象となります。

ただし、繁殖個体を増やすことだけが保全の目的ではありません。対象種の保全計画に基づき、野生個体群への影響、遺伝的健全性、疾病リスク、生息地の受入能力などを総合的に評価する必要があります。

弊社は、これらの科学的な視点を重視し、現地の専門機関との協力による持続可能な保全繁殖体制の構築を目指しています。



4.動物福祉と国際的な保全基準の重視


野生動物の保護・飼育・治療・繁殖においては、動物福祉の確保が不可欠です。

動物の身体的健康だけでなく、ストレスの軽減、自然な行動の発現、適切な栄養、飼育環境の充実、社会的関係の維持など、多角的な視点から動物の生活の質を評価することが重要です。

弊社では、国際自然保護連合(IUCN)などが示す保全の考え方や、国際的な動物福祉・飼育管理の知見を参考にしながら、対象動物の生態と福祉に配慮した技術協力を重視しています。



5.インドネシアの大学・研究機関・保護区との連携


野生動物保全を持続可能なものにするためには、外部から技術を提供するだけでは十分ではありません。

現地の獣医師、研究者、保護区管理者、学生などが専門知識と技術を継続的に習得し、自立的に保全活動を推進できる体制づくりが重要です。

そのため、弊社では今後、インドネシアの大学、研究機関、行政機関、野生動物保護施設などとの連携を視野に入れ、獣医療教育、臨床技術研修、繁殖管理技術の共有、共同研究、専門人材の交流など、幅広い分野での協力を目指してまいります。



6.日本とインドネシアをつなぐ持続可能な国際保全協力


野生動物の保全は、一企業、一施設、一国だけで完結するものではありません。

獣医学、生態学、繁殖生理学、遺伝学、動物福祉学などの専門分野を横断し、行政、大学、研究機関、民間企業、地域社会が協力することによって、初めて長期的な成果につながります。

弊社は、これまで蓄積してきた動物に関する専門知識と国際的なネットワークを活かし、日本とインドネシアの技術交流を促進するとともに、現地の自然環境と社会的条件に適した保全活動の実現に取り組んでまいります。


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